天気予報では、今日は大変な暑さになると言っていた。
午後、車で近くの湖へ向かった。
林間の曲がりくねった道には、光と影が入り混じり、いつもより静かで、少し薄暗かった。
広々とした牧草地には、丸い干し草の束がいくつも散らばっている。牛馬の冬の飼料だ。
岩を見つけて立ち止まり、水の中に足を入れた。涼しい風が吹き、太陽はゆっくりと雲の中へ隠れていった。
この水域は、バルト海につながっている。
市街地の方向に目をやると、水面が遠くで徐々に二手に分かれ、岸辺の家々がぼんやりと霞んでいた。
バルト海へと続く方向には、水がどこまでも広がり、小さな島々が地平線に低く浮かび、白い帆がいくつか静かに水面を漂っていた。
子どもたちが水着に着替えて飛び込んだが、しばらくするとすぐに上がってきた。水が冷たすぎたのだ。
暗い雲がゆっくりと太陽を覆い、時折ぽつりと雨が落ちた。
空はだんだん暗くなり、船がバルト海の方向から次々とやってきた。
若者がモーターボートで疾走し、遠くから歓声と笑い声が聞こえてくる。
家族連れの帆船は、のんびりと水面を漂っていた。
小犬はしきりに棒切れをくわえてきては、水に投げてくれとせがんだ。
投げると、泳いでいって取り戻してくる。
それを何度も繰り返した。
帰り道、小犬は疲れて目を閉じていた。道端の葉が、数枚黄色くなっていた。